2020年7月カムバ組で心に残った曲(女子グループ)
はじめに
2020年7月も一通りカムバが落ち着いたので、振り返りとして心に残った曲を挙げていく。7月のカムバ組は下記の通り。
※参照元「KPOP WATCHMEN 【2020】7月のカムバック情報」
https://kpopwatch.club/2020/07/02/2020-comeback-7/
筆者は女子グループ専門のK-POPオタクなので、チェックしたのはコチラの通り。
・CHUNG HA
・Red Velvet アイリーン & スルギ
・(G)I-DLE
・TWICE(日本での発売曲)
・ソルジ(EXID)
・GFRIEND
・PinkFantasy
・3YE
・ウンジ(Apink)
・DREAMCATCHER
・AleXa
・YUKIKA
・HYO(少女時代)
・SOMI
・イ・ハイ
・OH MY GIRL(日本での発売曲)
・ソユ(SISTAR)
・APRIL
6月に続き、今月も盛りだくさんだった。ご覧の通り、有名グループもいくつかあるが、ユニット、ソロのカムバもかなり目立つ。これらのK-POPアーティスト達の新曲を聴いた中で、心に残った曲を厳選してご紹介する。
なお、筆者の音楽性の好みに基づく独断と偏見で選抜しているので多少の偏りはあると思うが、アーティスト自体の知名度や好み、タイトル曲/非タイトル曲みたいな観点はなるべく除外して選んだつもりである。
特に心に残った曲
GFRIEND 「Tarrot Cards」
今月のイチオシはこれである。7月13日発売のミニアルバム「回:Song of the Sirens」の収録曲。何も情報を持たない状態で聞いたので、こちらがタイトル曲だと思ってしまったほどキャッチーで聴きやすい曲という仕上がり。アニメのOP曲にできそうな躍動感を感じられる。
DREAMCATCHER 「R.o.S.E BLUE」
6月15日に、モバイルゲーム「걸카페건(Girl Cafe Gun)」の主題歌として発売したシングル曲。日本でもアイドルマスターなどのゲーム音楽を手掛ける作曲家 ESTi(本名 パク・ジンベ)がプロデュース。DREAMCATCHERの音楽性をベースに見事にゲーム音楽らしく仕上がっている。
ジユが自らを犠牲にして5人のメンバーを救いに行くMVのストーリーにも注目していただきたい。(ネタバレすみません)
(G)I-DLE 「i'M THE TREND」
7月7日に発売されたシングル曲。メンバーのミンニとウギの自作曲。ファンソングということでスピンオフのような温度感だが、この独特な雰囲気が逆に耳に残ってしまう。ソヨンの高速ラップや、途中ほぼ音が無くなる間奏部分がすごくイケている。
(G)I-DLEは、ヒット曲は特にラップ調メインでEDMっぽい曲が多いが、こういったメロディー展開があって”歌”になっている曲も今後出してくれるといいなと思っている。
3YE 「Like This Summer」
7月14日発売のシングル曲。夏メロにしては比較的ユルめのメロディーが心地よく流れる。アルバム名が「Summer Special」ということなので、MVはおろか、ステージの動画さえもないようだ。曲だけで夏を感じるしかないが、それもまた悪くないだろう。
GFRIEND 「Room of Mirrors」
7月13日発売のミニアルバム「回:Song of the Sirens」の収録曲。GFRIENDが得意とする、バイオリンを効果的に用いた切なく美しいバラード風の曲。タイトル曲の「Apple」も今までにないコンセプトで目新しさがあり、今作のアルバム自体の完成度がかなり高いといえる。
心に残った曲
JEONG EUN JI 「Simple is the best」
Apinkのメインボーカル ウンジによる、7月15日発売のミニアルバム「Simple」のタイトル曲。ディズニー映画の挿入歌にありそうなミュージカル風の曲。この歌唱力をもち、さらに女優として演技力も高く評価されているというのだから、その才能に驚愕してしまう。
YUKIKA 「SOUL LADY」
7月21日発売のアルバム「SOUL LADY」のタイトル曲。70~80年代の香りがするが、同時に近未来的な煌びやかな雰囲気もする不思議な曲調。
寺本 來可(てらもと ゆきか)は元々日本で芸能活動をしていたが、2019年2月に韓国でソロデビューをしている。
YUKIKA 「SHADE」
7月21日発売のアルバム「SOUL LADY」の収録曲。
CHUNG HA 「PLAY (Feat. CHANGMO)」
7月6日発売のシングル曲。
SOYOU 「GOTTA GO」
元SISTARのソユによる7月28日発売のシングル曲。
SOMI 「What You Waiting For」
7月22日発売のシングル曲。
GFRIEND 「Eye of the Storm」
7月13日発売のミニアルバム「回:Song of the Sirens」の収録曲。
OH MY GIRL 「Lemonade」
7月27日に日本で発売されたシングル曲。夏メロらしい爽やかな一曲。日本語曲だがかなりのクオリティで、逆輸入韓国語版も出てほしいと思う。
(一曲が収録された動画はなく、下の動画はサビの1フレーズのみ)
おわりに
以上、今月は13曲をご紹介させていただきました。筆者は元々グループの曲のみを聴いていましたが、ソロ歌手でもいい曲が結構あって今月は新たな発見がありました!
皆さんは7月カムバ組でお気に入りの曲を見つけられたでしょうか?もちろんこのほかにもよかった曲はたくさんありますので是非チェックしてみてください!
8月も既にいくつかのグループのカムバ情報が既に入っていて楽しみです!
月末にまた紹介記事掲載します!!
ベガス好き必見 革命的アイドル”PassCode”を知ってるか
はじめに
ヘヴィメタルを歌うアイドルといえばBABYMETAL、パンクロックを歌うアイドルと言えばBiSH。これまでバンドグループが主に手掛けてきた領域にアイドルが進出してくるのは、今の時代割と当たり前なことではある。
しかし、ダンスチューン・メタル・スクリーモなどが混ざった、いわゆる”カオス”な音楽に進出するアイドルがついに現れた。それが、PassCodeである。
PassCodeとは
PassCode(パスコード)とは、日本の女性4人組アイドルグループである。所属はwe-B studios。
グループ自体は2013年2月に大阪で誕生しているが、現在の4人体制となったのは2015年10月のことで、2016年10月にシングル「MISS UNLIMITED」でメジャーデビュー。
音楽性としては、ダンスチューン・メタル・スクリーモなどが混ざった、”カオス”な音楽が主体で、クリーンボーカルもオートチューンのエフェクトをかけている。音楽プロデューサーの平地孝次がほぼ全ての楽曲の作曲・編曲を行っている。
ところで、こういった”カオス系音楽”の代表格の1つと言っていいのがFear, and Loathing in Las Vegas(通称 ラスベガス、ベガス)である。PassCodeをものすごく簡単に言うと、「女性アイドル版ラスベガス」と表現できる。
確かに、ベガスと対バンもしていたでんぱ組.incや魔法少女になり隊といったところもベガスっぽい部分はあるし、ピコリーモ系のメタルバンドに及べば、今や星の数ほどある。
しかし、そういった中でもPassCodeが特に輝いているのはこのような理由がある。
1.今田夢菜のシャウトが攻撃的かつ美しい。
2.伴奏のバンドサウンドにしっかりと重厚感がある。(ピコピコが独り歩きしない)
3.全体を通して統一感があり、本当はカオスじゃない。
4.メンバーがみんなかわいい。
要するに、ベガスが持つ繊細さや美しさ、気品を同じく持っているのがPassCodeであり、楽曲プロデューサー平地孝次の力なのである。
こういったポイントを念頭に、PassCodeの魅力をこの記事でご紹介する。
ここでいう”カオス系音楽”とは
PassCodeの曲紹介に入る前に、先ほどから使っている”カオス系音楽”という言葉の意味について認識を合わせ、ここから先そういった音楽に対しての免疫があることを前提に話を進めていきたい。
”カオス系音楽”とは、エレクトロニコア・ダンスチューン・メタルコア・ラウドロック・スクリーモなどの様々な要素を散りばめつつ、最終的に1つの形にまとめ上げた音楽のことを指しており、Fear, and Loathing in Las Vegasが最も分かりやすい例である。もし聴いたことがなければ、下の2曲が分かりやすいので、是非聴いておいていただきたい。
・Rave-up Tonight
・Scream Hard as You Can
PassCodeの代表曲
特にベガスっぽい曲
①MISS UNLIMITED
メジャーデビュー曲、かつPassCodeの看板曲といってもいいだろう。最初のAメロ、サビは「Cast Your Shell」と似ている。
A,Bメロ,サビを聴かせた後、シャウトやピコピコ、ブレイクダウンなどで一通り荒らし、最後サビに戻る(もしくは違うサビになる)という、カオス系音楽のオーソドックスな展開。この曲はさらにラストで畳みかけの別サビ(?)があり、(割とそこが一番カッコよかったりするのだが、)基本に忠実な聴きやすい曲といえる。
②DIVE INTO THE LIGHT
曲の要所要所にベガス曲の一部分を感じてしまうような曲。最初の方は「Rave-up Tonight」, 「Return to Zero」っぽいが、あとは探してみてほしい。先ほどの「MISS UNLIMITED」のように、展開は比較的きれいな方。
ライブ映像しかなかったので音源は是非別で聴いていただきたいが、せっかくなのでライブのことに言及すると、何よりもまず今田のスクリームがとても美しい。ライブでこのクオリティである。
③Never Sleep Again
こちらはMVやメロディが「Shake Your Body」さながらであるが、展開がかなり盛りだくさんで、筆者は10回ほど聴かないとどういう曲だったか思い出せなかった。思い出せなくても、いい曲だと感じたから何回でも聴けたわけで、逆に言えば飽きずに長らく楽しめる曲。
今田夢菜のスクリームが光る曲
④Cry Out
動画は今田のシャウトパートからの再生である。2:50頃のパートも是非聴いていただきたい。
⑤TRACE
シャウトパートは初っ端0:40頃まで、1:15頃から、2分過ぎから、2:35頃からとかなり多い。
ベガスのMinamiと同じく攻撃的・破壊的なイメージの中に、赤ちゃんの泣き声のような愛嬌や美しさがあるために、どこか心地よさを感じるスクリームだ。正直なところ、たくさんあるスクリーモやピコリーモバンドで、こういった美しいスクリームができるところはなかなか見たことがない。これがPassCodeに特に注目した理由である。
ほかにも、アイドルソングっぽい曲や、クリーンパートが中毒性を持つ曲など、PassCodeにはまだまだ様々なタイプの曲があるが、ここでは書ききれないため、後日曲紹介に特化した記事を書く予定。PassCodeの曲に興味を持っていただけた方は是非お楽しみに!
PassCodeのメンバー紹介
南 菜生(みなみ なお)
愛称:野菜、やちい(菜生→野菜生活→やさい→やちい)
生年月日:1996年11月27日
吸い込まれるような大きな瞳に赤い唇が特徴の南菜生。PassCodeの現メンバーの中で一番経歴が長く、リーダー的ポジション。ライブや取材等でも彼女が圧倒的にしゃべり、場を回している。最近ではTVやラジオで見る日が増え、そのトーク能力から単独で出演していることも多い。
また写真から分かる通り抜群の美貌の持ち主で、ミスiD2016で審査員特別賞も受賞するほどアイドルとして評価されている。
ぱっと見こういう音楽を歌いそうに見えないが、ライブでは死ぬほど煽る。
男性ファンにはたまらない挑発的なものや、
ちょっとクサいけどやっぱりカッコいいものまで。
(コメント欄から拝借)
「正直に言うとステージに立ちたくない日なんて死ぬほどあって何度も何度も辞めようかと思ったこともある。でもみんなも辛い事があって、だからこうやってライブハウスに来て、その人たちの光にPassCodeってなれてるんですかね。それならステージに立つ意義があると思ってもいいと思ってるんだー!思ってもいいですか?イースト!こいやー!!!」(南)
「ヨォーーーーー」(今田)
今田 夢菜(いまだ ゆな)
愛称:ちゆな
生年月日:1994年12月17日
あどけなさの残る童顔かつ身長149cmの小柄な身体から攻撃力・破壊力共にMAXのスクリームが炸裂する。そう、前段から述べてきた、彼女こそがPassCodeのスクリーム・シャウト担当なのだ。当初未経験だったにもかかわらず、「小柄な身体からスクリーム」という意外性を狙って、楽曲プロデューサーの平地孝次から抜擢されたようだ。
教える人がいなかったためにライブ経験のみで訓練していったというが、それであの攻撃性の中に美しさが備わった完成度の高いスクリームが形成されていったというのだから、天性によるものも大きいだろう。それを見抜いた(のかは分からないが)平地孝次の先見の明にただただ感服するばかり。
ほとんどの曲でスクリーム・シャウトパートしか担当しないが、実はクリーンボイスはこんなに可愛らしい。
高嶋 楓(たかしま かえで)
愛称:かっぴ
生年月日:1993年12月25日
最年長ということで、落ち着いた大人の女性としての魅力が溢れる。第一印象として不覚にも、テラスハウスをテーマにしたコントで、女子役を演じるレインボー池田を思い出してしまった。
どちらも美人である。
歌声は、よく通るがクールな声で、オートチューンとの相性が良く、他メンバーと比べてより機械チックに聴こえる声だが、これがまた心地よい。
ベガスのSoと同じく、曲によっては今田と掛け合いスクリームをやることもある。(地声をやや絡ませているのが高嶋)
大上 陽奈子(おおがみ ひなこ)
愛称:ひなちゃん
生年月日:1998年6月22日
4人の中で最も遅く加入し、かつチーム最年少。きりっとした目に高い鼻の正統派美人で、武井咲の鼻を高くした感じに見える。グルメ担当ということで、SNSでも食べ物に関する投稿は多い。
昔からアイドルを目指しており、モーニング娘。のオーディションを受けたこともあり、元々歌は得意だったようだ。メンバーの中で最も歌唱力が優れていることが、エフェクトをかけた中でもはっきり分かる。
(サビも歌っているのでそのまま見続けてみてください)
声量があって芯が太く、安定感のある美声である。そろそろ地声のソロ曲を出してもいいのではないかとも思う。
おわりに
ここまで読んで下さりありがとうございました。最初に挙げた、PassCodeが輝いているポイントについては皆さんどう感じましたか?
1.今田夢菜のシャウトが攻撃的かつ美しい。
2.伴奏のバンドサウンドにしっかりと重厚感がある。(ピコピコが独り歩きしない)
3.全体を通して統一感があり、本当はカオスじゃない。
4.メンバーがみんなかわいい。
正直1~3に関しては人それぞれの感覚が大分違いそうなので、お伝え出来たか分かりませんが、少なくとも「4.メンバーがみんなかわいい。」は分かっていただけたかと思います!!
また、音源の動画はMVがある曲しかなかったので、ライブ映像を多めに掲載しましたが、ライブめちゃくちゃ楽しそうですよね。
筆者自身、PassCodeを知ったのがコロナ出始め期とちょうど同じくらいだったので、まだライブにはいけてません。いつかまたこんなカオスなライブができるようになったら絶対行くので、ライブの魅力についても記事にしてご紹介します!!
2020年6月カムバ組で心に残った曲(女子グループ)
はじめに
結構前になってしまう話だが、2020年6月は下の画像の通り、有名どころの壮絶なカムバの嵐だった。
※参照元「歌詞旅 k-popのブログ」
https://ameblo.jp/happyoko1634/entry-12599224637.html
筆者は女子グループ専門のK-POPオタクなので、チェックしたのはコチラの通り。
・TWICE
・宇宙少女
・DIA
・MOMOLAND
・IZ*ONE
・NATURE
・Weki Meki
・BLACKPINK
・SUNMI
・ファサ(MAMAMOO)
・Weeekly
以上のK-POPアーティスト達の新曲を聴いた中で、心に残った曲を厳選してご紹介します。
なお、筆者の音楽性の好みに基づく独断と偏見で選抜しているので多少の偏りはあると思いますが、アーティスト自体の知名度や好み、タイトル曲/非タイトル曲みたいな観点はなるべく除外して選んだつもりです。
特に心に残った曲
宇宙少女(WJSN) 「BUTTERFLY」
6月で一番好きになったのはコレだった。6月9日発売のミニアルバム「NEVERLAND」のタイトル曲。サビのところで、「耳が心地よいと感じる領域」をずっと漂っている感じがして、聴いていてただただ気持ちいいと感じた。宇宙少女特有の歌声やメロディーは元々好きなところはあり、今作もその良さがふんだんに出た曲になっている。
SUNMI 「pporappippam(보라빛 밤)」
6月29日発売のシングル曲。奥行きを感じる幻想的な曲で、聴いていて非常に心地よかった。眠りに落ちる時の半分くらいの意識の中で聴いてみたいなとも思う。
MVも神秘的な世界の中に描かれていたソンミが妖艶で、美しい仕上がりになっている。
「보라빛 밤(ポラビッ バム)」は、「紫色の夜」という意味。
Weeekly「Tag Me (@Me)」
2020年6月30日、Apinkの妹グループとしてPLAYMエンターテイメントからデビュー。なお、この曲はミニアルバム「We are」のタイトル曲。
新グループらしい勢いと楽しさを感じられる曲。ビジュアルやダンスもレベルが高く、今後の成長に大いに期待できる。
IZ*ONE 「Merry-Go-Round」
6月15日発売のミニアルバム「Oneiric Diary (幻想日記)」の収録曲。IZ*ONEの強みである可愛らしい歌声を活かした、可愛らしいメロディーラインの曲。仁美ちゃんの歌い出しから掴まれる。
宇宙少女(WJSN) 「Our Garden」
6月9日発売のミニアルバム「NEVERLAND」の収録曲。タイトル曲「BUTTERFLY」にシンクロするような幻想的な一曲。
「NEVERLAND」というアルバムタイトルにもある通り、宇宙少女は楽曲、歌唱、歌詞などから「理想郷」を巧みに表現する。
心に残った曲
Weki Meki「OOPSY」
6月18日発売のミニアルバム「HIDE and SEEK」のタイトル曲。サビで頻繁に出てくる高音の「ウ~」や中音の「ウ~ウウ」が癖になって耳に残った曲。
Weeekly 「Hello」
6月30日発売のミニアルバム「We are」の収録曲。サビがIZ*ONE 「Airplane」やMOMOLAND 「Pinky Love」のようなメロディーラインになっていておもしろい。
TWICE 「OXYGEN」
6月1日発売のミニアルバム「MORE & MORE」の収録曲。
MOMOLAND 「Starry Night」
6月11日発売のスペシャルアルバム「Starry Night」のタイトル曲。スピンオフのような雰囲気があるが、普通に楽しめる曲である。
DIA 「Hug U」
6月10日発売のミニアルバム「Flower 4 Seasons」のタイトル曲。
NATURE 「Girls」
6月17日発売のミニアルバム「NATURE WORLD: CODE M」のタイトル曲。
IZ*ONE 「Secret Story of the Swan」
6月15日発売のミニアルバム「Oneiric Diary (幻想日記)」のタイトル曲。
おわりに
以上、今回は12曲に絞ってご紹介させていただきました。皆さんは6月カムバ組でいい曲を見つけられたでしょうか?
もちろんこのほかにもよかった曲はたくさんあります!
そろそろ7月も終わるので、また7月で心に残った曲も後日紹介させていただきます!
GFRIEND(よちん)のオススメ曲20曲をひたすらご紹介
はじめに
2015年1月にデビューし、数々の賞や歌番組でのタイトルを手にし、日本でも多くのファンを持つGFRIEND(ヨジャチング)。
楽曲、歌唱、ダンス、ビジュアルとどれを取ってもK-POP界有数のレベルをもっているという、万能な実力を持った彼女たちですが、今回は「楽曲」に特化してご紹介します!
先日、GFRIENDの紹介記事を書きましたが、GFRIENDは楽曲の層が厚すぎて、オススメ曲をそこで書ききれなかったため、曲紹介だけ別出しということで今回のトピックを書かせていただきました。
もしGFRIEND自体をよく知らない方、記事を読んでいない方は是非読んでみてください!
さて、この後はいくつかのテーマに分けて、筆者の好みに基づく独断と偏見によって選抜したオススメの20曲をひたすらご紹介していきます!!(一部上の記事と内容が被りますがご了承下さい。)
定番曲・人気曲
①Sunrise
メインボーカル、ユジュの圧倒的存在感を感じる曲。ラストのウナの畳みかけも惚れ惚れする。
②Crossroads
メンバーのパフォーマンスなしにストーリーだけで構成されたMVはこれが初めてだという。「私たちは希望と不安の岐路に立っている」というコンセプト。
③FINGERTIP
GFRIENDにしては珍しくリアリティのない世界を描いたMV。ベースのスラップもかなりイケている。MVの背景がOfficial髭男dism「Pretender」っぽいと感じた人もいるだろう。
④Time for the moon night
曲調もMVの雰囲気も、「THE GFRIENDの曲」といった感じだ。
⑤NAVILLERA
曲名の「NAVILLERA」の由来は、韓国の代表的な詩人チョ・ジフンの詩「승무(スンム)」の一句である「나빌레라(ナビルレラ)」という言葉の引用。「나비 같구나(ナビ カックナ:蝶のようだ)」という意味で、「蝶のように好きな人のところへ飛んでいきたい」というメッセージが込められている。
最近のコンセプト
⑥Apple
2020年7月13日発売の最新アルバム「回:Song of the Sirens」のタイトル曲。セクシーコンセプトはこれまで見たことがなかったが、よくハマっているようだ。非現実世界をコンセプトにしたMVも、これと「FINGERTIP」くらいなのでかなり珍しい。
ちなみに歌詞がめちゃくちゃエロい。
⑦Labyrinth
バチっとクール路線でキメている。欅坂46「不協和音」を何らかの形で取り入れているに違いない。
⑧Fever
うまく表現できないが、今までの現実感、日常感とは少し違ったコンセプト。強いて言うなら、亜熱帯のエスニック風といった感じ。
夏メロ
⑨Sunny Summer
サマーミニアルバム「Sunny Summer」のタイトル曲。ほとんどのアイドルの夏メロは海をイメージしたMVだが、あえて「家で楽しむ情景」を切り取っているところがGFRIENDっぽくてまたいい。2018年のものだが、今年2020年にも使い回せそうだ。
非タイトル曲の名曲
GFRIENDが毎回出すアルバムは、タイトル曲が良いのは朝飯前で、ほかにタイトル曲と並ぶ、もしくはそれ以上の仕上がりの曲が必ず1,2曲収録されており、1つのアルバムの中でも層が厚い。
ここでは、そんな名 非タイトル曲をご紹介する。
⑩Tarot Cards
「Apple」がタイトル曲の最新アルバム「回:Song of the Sirens」の収録曲。何も情報を持たない状態で聞いたので、こちらがタイトル曲だと思ってしまった、というほどの仕上がり。アニメのOP曲にありそう。
⑪RAINBOW
5thミニアルバム「PARALLEL」のリパッケージアルバム「RAINBOW」の収録曲。なおタイトル曲は「Summer Rain」。
⑫Room of Mirrors
「Tarot Cards」と同じく、最新アルバム「回:Song of the Sirens」の収録曲。要するにこのアルバム自体がかなりクオリティ高めに仕上がっているのだ。
⑬Gone with the Wind
「NAVILLERA」がタイトル曲の1stフルアルバム「LOL」の収録曲。サビ後半の「ストゥットゥットゥルットゥットゥー」がいい。
⑭ONE-HALF
「LOVE WHISPER」がタイトル曲の5th ミニアルバム「PARALLEL」の収録曲。
日本語曲
好みによるところはあるが、K-POPアーティストが日本で出す日本語曲や日本語バージョン曲は、韓国で出す曲と同等のクオリティを保てることは通常難しい。
GFRIENDは2018年5月に、日本でベストアルバム「今日から私たちは~GFRIEND 1st BEST~」を発売し、これまで5つの作品を日本で販売している。オリジナルが日本語の曲もいくつか出しているが、GFRIENDの良さを落とすことなく作品化されている。こんなところでも、彼女たちの実力の高さがしっかり表れているのだ。
⑮FLOWER
イントロから「いい曲だな」と分かる曲。MVでのメンバーの衣装が可愛いし、何より2番目サビ後のダンスパートが最高にカッコいい。
逆輸入韓国語版
https://www.youtube.com/watch?v=IqiZMsegygM
⑯Memoria
優しく心地よいメロディラインでかなり聴きやすいだろう。嵐「Love so Sweet」を連想させるような展開で懐かしさを感じる。
逆輸入韓国語版
https://www.youtube.com/watch?v=aTV_4AK1PqU
⑰Fallin' Light (天使の梯子)
イントロのピアノとサビや間奏のバイオリンの旋律がこの上ない美しさを演出している。韓国語版を是非聞きたいところ。
伴奏の楽器が光る曲
GFRIENDの曲は、伴奏によくピアノやバイオリンが効果的に用いられ、クラッシック風の美しさをもった曲が多くある。GFRIENDのそういう楽曲性が好きという人も多くいることだろう。
上で紹介した曲もそのような要素を持った曲は多いが、こちらでは伴奏の楽器が特に光っている曲をご紹介する。
⑱Rough
サビの伴奏を走らせたまま間奏に入るバイオリンソロがキレッキレである。
⑲Summer Rain
イントロの悲しげなピアノの旋律を聴かせた後に一転、意外と明るい曲というギャップ。間奏やアウトロでも再登場して、イントロとは違ったリズムの中で聴けるのがまたおもしろい。
⑳Crush
イントロのベースのスラップに載せたバイオリンが美しく、かつカッコいい。曲中でもところどころに聴こえるベースのスラップがいい味を出している。
おわりに
ここまで読んで下さりありがとうございました。全体的に聞きやすい曲が多かったと思います。
GFRIENDの曲紹介をひたすらしていた今回ですが、「GFRIENDの楽曲の層の厚さ」を感じていただけたでしょうか?
今回紹介しきれなかった曲でも、素晴らしい曲はまだまだたくさんあります!この記事でGFRIENDの曲を好きになってくれた方は、是非他の曲も開拓して、新たな名曲を見つけてみてください!!
K-POPはBLACKPINK TWICEだけじゃない⑤ ”OH MY GIRL”の魅力
はじめに
現在K-POP女子アイドルで世界的な人気を誇るBLACKPINK、TWICEのほかにも魅力的なグループがたくさんあり、このシリーズではそれを読者の皆様にご紹介しています。(ちなみに筆者はONCEである)
これまで宇宙少女(WJSN)、GFRIEND、DREAMCATCHER、fromis_9をご紹介してきました。もしまだ知らない方、読んでいない方は是非読んでみてください!
今回この記事でご紹介するのは、7人組ガールズグループOH MY GIRLです。なお、このシリーズでは最後のグループ紹介となります。
OH MY GIRLとは
OH MY GIRL(オーマイガール, 오마이걸, オマイゴル)とは、7人組K-POPガールズグループ。2015年4月21日に、韓国の芸能事務所WMエンターテインメントからデビュー。同じ事務所の男性グループ「B1A4」の妹としてデビュー前から注目を集めていた。
グループ名には、「大衆のマイ・ガールになりたい」という意味が込められている。日本では「おまごる」の愛称で親しまれている。
元々は8人だったが、2017年10月にジニが健康上の理由で脱退し、現在は7人編成となっている。
「天使のような清純さ」を感じられるのが特徴のグループで、TWICE ナヨン、ジョンヨン、ジヒョや、EXID ハニなど芸能界でもファンが多い。
OH MY GIRLの強みはこの3つ。
1.究極な癒しを感じられる楽曲性
2.ステージパフォーマンスの美しさ
3.メンバーのビジュアルレベルが高く、清純さを極めている
楽曲性やステージ、メンバーの雰囲気も「清純さ」や「癒し」といったコンセプトで一貫性を持っている。まさに、息苦しい世の中を生きる現代人が真に必要としているアイドルグループといえよう。
OH MY GIRLの代表曲
OH MY GIRLの楽曲は、「どこか別の楽園の世界に引き込まれるような、究極な癒しを追求した楽曲性」が特徴。何も予定がない休日の晴れた昼間に聴くのが一番ピッタリだ。
聴いているだけでも十分癒されるし、MVを見るとメンバーが天使や妖精に見えてきてさらに癒される。「耳で一度癒され、目でもう一度癒される」という、まるでどこかのガールズグループのようだ。
癒し系
①The 5th Season (SSFWL)
OH MY GIRLの看板曲といってもいいこの曲は、5番目の季節である「愛」が私のもとにやってきた、という歌。歌詞の世界観も非常に美しい。
ちなみに「SSFWL」は、「Spring, Summer, Fall, Winter, Love」の意味。
②Secret Garden
③WINDY DAY
AメロBメロが静かなのでバラードかと思いきや、サビで一気に解放し、結構エネルギッシュな曲であることがわかる。
ノリがいい系
Nonstop
2020年4月27日に発売した最新曲。「天使・妖精コンセプト」は元々多かったが、こうした「人間らしさコンセプト」も特に最近は増えてきている。
BUNGEE (Fall in Love)
サマースペシャルアルバム「Fall in Love」に収録された夏メロ。
ステージパフォーマンスについて
OH MY GIRLはステージパフォーマンスも大きな魅力の1つ。ダンサー、ボーカル共に、ステージ上でもMVで見られるような神々しさを少しも壊さずに、巧みに表現してくれるのだ。
The 5th Season (SSFWL)
Destiny
Lovelyzの「Destiny」に韓国の伝統楽器を取り入れた東洋的な編曲でカバーアレンジ。Mnetバラエティ番組「Queendom」で、お互いのカバー曲対決をするという企画だった。OH MY GIRLは、参加した6組のグループのうち見事1位を獲得。これだけのクオリティであれば当然の結果だといえる。
他のグループメンバーが口をあんぐり開けながら見ているのも面白い。
Lovelyzの原曲はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=S_IBk0RCsOo
Twilight
こちらも「Queendom」でのステージで、OH MY GIRL自身の曲であるが、ちょっとしたアレンジを加えている。
いつもと少し違った「ヴァンパイアコンセプト」なのが見ている人にとっても驚きだったようだ。
OH MY GIRLのメンバー紹介
ユア
本名:유시아(ユ・シア)
生年月日:1995年9月17日
ポジション:リードボーカル、メインダンサー
「世界で最も美しい顔100人」2019年版で15位に選ばれた抜群のビジュアルを持つユア。身長160cmで8.5頭身と顔が驚異的に小さく、”韓国版 齋藤飛鳥”といわれることもある。
ダンサー兼振付師の兄の影響を受け、昔からダンスをやっていたこともあり、OH MY GIRLのメインダンサーとしてミミとともにステージをリードする。
さらに、耳に心地よく残る独特な歌声から、リードボーカルとして、メインパートを歌うことも多い。まさに、天から二物、三物を与えられた人物である。Lovelyz ジス、fromis_9 ナギョンもユアのファンだという。
(正直こんな顔で見られたら「惚れるな」という方が難しい)
ミミ
本名:김미현(キム・ミヒョン)
生年月日:1995年5月1日
ポジション:メインラッパー、メインダンサー、サブボーカル
OH MY GIRLのラップ担当、ミミ。ガールクラッシュ寄りのボーイッシュな雰囲気をまとっていて、グループ内では異彩を放っている。独特な低めの声を活かしたラップで、OH MY GIRLの優しい曲にメリハリやリズムを作っている。
また、作詞作曲の才能もあることから、アルバムは毎作ラップの作詞を担当しているのだという。
ステージではメインダンサーとしてユアと共にチームを引っ張っている。特に、2人のソロダンスパートはキレッキレでカッコいい。
ヒョジョン
本名:최효정(チェ・ヒョジョン)
生年月日:1994年7月28日
ポジション:リーダー、メインボーカル
OH MY GIRLの最年長リーダー。優しい笑顔が魅力のヒョジョン。
幼い頃に父を亡くし、母親と二人で生活してきた。ボーカル学校に通いながら複数のアルバイトをこなしていた過去があり、練習生期間も長く、数多くのオーディションに参加して、ようやくOH MY GIRLとしてデビューした。笑顔の裏にこのような涙ぐましい努力が隠されている。
OH MY GIRLではメインボーカルとして、よく通るしっかりした歌声で、スンヒと共に歌の中核を担っている。
スンヒ
本名:현승희(ヒョン・スンヒ)
生年月日:1996年1月25日
ポジション:メインボーカル
最近のK-POPアイドルではなかなか見ない、あどけなさの残る一重瞼が特徴のスンヒ。WMでの練習生期間は3か月と一番短いが、幼い頃から歌手志望だったことから、歌のレッスンを9年間もやっていたという下積み経験を持つ。
儚さを感じるハスキーな歌声がOH MY GIRLの曲調にぴったり合っており、ヒョジョンと共に歌の中核を担う。幅広い音域、声量を持っていることから、サビだけでなく、泣きのパートや高音のコーラスなど様々なパートを歌える、歌に関しては万能な実力の持ち主。
ジホ
本名:김지호(キム・ジホ)
生年月日:1997年4月4日
ポジション:リードボーカル、リードダンサー
大きな目にキリっとした顔立ちが魅力のジホ。河北麻友子に似ているといわれている。
正統派美人としてのビジュアルと、愛らしい歌声から、泣きのパートで出てきた時の輝きは格別なものがある。
2020年1月から、健康上の理由で活動を一時中断し、4月のカムバで復帰してひと安心したが、今後も無理のない範囲で仕事に取り組んでいってほしいと願う。
ビニ
本名:배유빈(ぺ・ユビン)
生年月日:1997年9月9日
ポジション:サブボーカル
どちらかというと日本人風の美貌を持つビニ。IZ*ONE 宮脇咲良や、吉岡里帆に似ている。
しっかりと声量がありよく通る歌声で、サブボーカルながら担当パートは多い。
父親がボクシング経験者、母親は陸上経験者、兄は柔道の選手という体育会系の家族の元に生まれ、ビニ自身も運動神経抜群であることから、アイドル陸上大会でも活躍しているという。
アリン
本名:최예원(チェ・イェウォン)
生年月日:1999年6月18日
ポジション:サブボーカル、リードダンサー
OH MY GIRLのマンネ(末っ子)、アリン。透き通るような色白の肌に、幼さの残る顔立ちで、THE 清純さを感じる愛嬌がこれでもかというくらい全開だ。女性ファンが多いOH MY GIRLの中で、アリンは比較的男性ファンが多いというのも納得がいく。EXID ハニやfromis_9 ソヨンもアリンのファンだという。
歌声も幼さを感じる可愛らしい声で、キリングパートの破壊力はとてつもなく凄まじい。
(補足)
ビニやアリンは、普段のOH MY GIRLのステージで目立ったパートがあまり多くなくて、物足りなさを感じている人も多いことだろう。そのような人は、ヒョジョンとともに組んだ3人ユニット、OH MY GIRL BANHANAの曲で彼女たちの愛嬌を存分に味わえるので、是非見ていただきたい。
おわりに
ここまで読んで下さりありがとうございました。いかがでしたでしょうか。
最初に挙げた、OH MY GIRLの強みを少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
1.究極な癒しを感じられる楽曲性
2.ステージパフォーマンスの美しさ
3.メンバーのビジュアルレベルが高く、清純さを極めている
この記事でOH MY GIRLに興味を持ってくれた人、興味がなくても現代社会に疲れてしまった人は、OH MY GIRLの曲やステージに癒しを求めてみることを強くオススメします。
なお、「K-POPはBLACKPINK TWICEだけじゃない」シリーズは今回で一旦完結します。BLACKPINKやTWICEに肩を並べそうな、追い越しそうなグループを新たに見つけたら気まぐれに再開します!逆に読者の皆さんからコメントなどで情報提供いただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!
今回のシリーズで1つでも読んでくれた方、本当にありがとうございました。
K-POPはBLACKPINK TWICEだけじゃない④ ”fromis_9”の魅力
はじめに
現在K-POP女子アイドルで世界的な人気を誇るBLACKPINK、TWICEのほかにも魅力的なグループがたくさんあり、このシリーズではそれを読者の皆様にご紹介しています。(ちなみに筆者はONCEである)
これまで宇宙少女(WJSN)、GFRIEND、DREAMCATCHERをご紹介してきました。もしまだ知らない方、読んでいない方は是非読んでみてください!
今回この記事でご紹介するのは、9人組ガールズグループfromis_9です。
fromis_9とは
fromis_9(プロミスナイン、프로미스나인)は、9人組K-POPガールズグループ。Mnetのオーディション番組「アイドル学校」の参加者から、最終順位上位9名が選ばれ、2018年1月24日にデビュー。所属事務所はOFF THE RECORDエンターテインメント。
一見「フロミス」と読んでしまいそうだが、「プロミス」と読む。グループ名の由来は、「From Idol School(アイドル学校出身)」と「Promise」の掛け合わせで、「最高のガールズグループになる約束を守る」という意味が込められている。
「成長段階の正統派アイドルっぽい可愛さ」が特徴のガールズグループで、クール系、セクシー系、ガールクラッシュ系がかなり増えてきたK-POPよりも、どちらかというと日本のアイドルにいそう。そのため、ハロプロやAKBのファン層を取り込むことにも成功しているという。
また、メンバーのビジュアルレベルの高さから、数年前の「可愛いコンセプトのTWICE」に似た雰囲気も感じる。その頃のTWICEを恋しく思っている人は、fromis_9を一度覗いてみるのは大いにアリだと思う。
fromis_9の強みはこの2つ。
1.強烈にキャッチーな音楽性
2.ビジュアルレベルが全体的に高く、愛嬌を感じられる
シンプルだが、要するに誰が見ても「あ、なんかいいね」と思ってくれるような、ターゲット層の広さがこのグループの強みである。
fromis_9の代表曲
fromis_9は、デビューからまだ歴が浅く、CD化された作品は4作品しか出ていないが、その中でも着実にヒットを出している。デビューから1年に満たないうちに出した「From.9」のタイトル曲「LOVE BOMB」は既にYoutube再生回数2000万近くに到達しており、今後の活躍も非常に楽しみなところだ。
早くからこれだけのヒットを出せる所以は、fromis_9の楽曲は1度聴いただけで多くの人の心を掴めるような強烈なキャッチーさがあるからである。元々の知名度がそこまで高くなくてもここまで認知されるようになったのは、純粋な音楽の力によるところが大きい。実際に聴いていただければ、それを感じられるはずだ。
タイトル曲
①LOVE BOMB
fromis_9といえばコレと言っていいくらいの、最強のヒット作である。アップテンポかつリズミカルで、一瞬で心を持ってかれる上、MVも各メンバーの可愛さが光る。デビュー1年目でこのクオリティーなのだから末恐ろしい。
②FUN!
2019年6月発売の最新曲。こちらもまたリズミカルでキャッチーな1曲。
③PITAPAT(DKDK)
駆け出しアイドルの愛嬌満載の1曲。日本のアイドルにはよく見るが、K-POPでこの雰囲気のものを見るのはかなり珍しいだろう。ちなみにTWICEのLIKEYにも出てくる「두근두근(トゥグン ドゥグン)」というのは、日本語で「ドキドキ」のこと。
あと、ナギョンの猫耳は反則を超えて犯罪だと思う。
非タイトル曲
④22CENTURY GIRL
イントロで瞬間的に引き込まれる、最高にキャッチーなこの曲が非タイトル曲とは、引き出しの多さもいいところである。
⑤LOVE RUMPUMPUM
昭和感漂うメロディーを、若くて綺麗な女の子が楽しそうに歌っているという強烈なギャップが魅力となっている1曲。
fromis_9のメンバー紹介
ジソン
本名:노지선(ノ・ジソン)
生年月日 1998年11月23日
ポジション:センター、サブボーカル、リードダンサー
fromis_9のセンターを務めているジソンは、ステージを見たらわかる通り、派手で目立つようなタイプではなく、控えめな印象を受けるため、最初のうちはセンターであることに気づく人が少ないだろう。しかし、そのあどけない表情からどことなく色気を感じて、清楚さと色気を両立させた革命的なアイドルだと気づいたときに、ジソンのカリスマ性を感じてもらえるはずだ。
料理もずば抜けた腕前を持っているのだという。
ナギョン
本名:이나경(イ・ナギョン)
生年月日:2000年6月1日
ポジション:サブボーカル、リードダンサー
fromis_9のビジュアルNo.1 ナギョン。K-POP界でも有数の美貌といってもよい。TWICE ツウィに似ていると言われることもあり、これ以上の褒め言葉はないだろう。(ツウィは「世界で最も美しい顔100人」ランキング2019年版で見事1位を獲得)
サブボーカルではあるものの、その美貌と透き通った声もあることから、担当パートは多く、実質センター並みの目立ちっぷりである。特に「FUN!」のイントロの英語のセリフは非常にキレッキレで気高さを感じてしまう。
ゲームが大好きなのだという。
セロム
本名:이새롬(イ・セロム)
生年月日:1997年1月7日
ポジション:キャプテン、サブボーカル、リードダンサー
チーム最年長リーダー。大人の女性魅力あふれる正統派美人。当然元々の顔が綺麗なのは言うまでもないが、ステージパフォーマンスでカメラに抜かれた時に出す色っぽい表情は、見る人を一瞬で魅了する。
大人っぽい見た目からは想像できないような、声が特徴的で可愛いというギャップも持っている。気になる人は、「FUN!」の2番目のラップ、「22CENTURY GIRL」の2番目の「ナーニガジョア ニガジョア コベッケ(私はあなたが好き あなたが好き 告白するわ)」を是非聞いていただきたい。
ジウォン
本名:박지원(パク・ジウォン)
生年月日:1998年3月20日
ポジション:メインボーカル
TWICEやITZYなどが所属するJYPの元練習生で、TWICEを選出するオーディション番組「SIXTEEN」にも参加していた過去を持つ。
よく通る力強い声を持っており、SIXTEENの時からその歌唱力は話題となっていた。fromis_9としてデビューした今は、メインボーカルとしてサビを担い、fromis_9の歌の中核としてチームを支えている。
下の動画を見ていただければ歌の実力がよく分かるだろう。(映画「アラジン」で話題になった「Speechless」のカバー)
ハヨン
本名:송하영(ソン・ハヨン)
生年月日:1997年9月29日
ポジション:リードボーカル、メインダンサー
愛らしいベビーフェイスが特徴のハヨンであるが、ダンスの実力者であり、ヒップホップを豪快に踊る姿は最高にカッコいい。
それだけでなく、ジウォンと共にサビを担うことが多く、歌も相当な実力がある。特に、透き通った綺麗な高音を聞いたときにそれがよくわかるだろう。それでこのビジュアルなのだから、要するにアイドルとしての総合力がとてつもなく高い。
Official髭男dismの「Pretender」をカバーした下の動画で、ハヨンの歌の美しさを是非感じてほしい。
ギュリ
本名:チャン・ギュリ
生年月日:1997年12月27日
ポジション:リードボーカル
ふにゃっとした笑顔が魅力のギュリ。事務所に所属する練習生ではなく、まったくの一般人としてアイドル学校に合格したため、fromis_9の中で唯一練習生期間がない。一時、fromis_9の活動を休止してIZ*ONEのメンバーを決定するためのオーディション「PRODUCE 48」に参加し、様々な貴重な経験を積んでfromis_9に帰ってきた。
ボーカルの実力に加え、MVでも見られるバイオリンや、ピアノ、ギターも弾けるという多才な一面を持つ。最近では女優業でも才能を発揮しており、Netflixでも話題のドラマ「サイコだけど大丈夫」に出演中。
ジホン
本名:백지헌(ペク・ジホン)
生年月日:2003年4月17日
ポジション:サブボーカル
あどけない笑顔から愛嬌があふれまくる、fromis_9のマンネ(末っ子)。デビュー当時は14歳で、公式の韓国アイドルでは最年少だったようだ。しかも、アイドル学校の前からCMのモデルとして活躍していたという、若き実力者である。最近では髪型や顔立ちも少し大人っぽくなり、今後の成長も非常に楽しみなところだ。
最初のうちはギュリとの区別がつきにくいと思うが、鼻が高く、目が少し寄り気味なのがギュリ、顔にまだ幼さが残っているのがジホンと覚える。
ソヨン
本名:이서연(イ・ソヨン)
生年月日:2000年1月22日
ポジション:メインラッパー、サブボーカル
fromis_9のラッパー、ソヨン。BLACKPINKなどが所属するYGの練習生を6年間やっていたという過去があり、BLACKPINKの予備メンバーだったがデビューに至らなかったという。
愛嬌を売りにするメンバーが全体的に多いfromis_9であるが、ソヨンはどちらかというとガールクラッシュよりなカッコよさを持っており、TWICEでいうジョンヨンのような独特な存在感がある。
チェヨン
本名:이채영(イ・チェヨン)
生年月日:2000年5月14日
ポジション:サブボーカル、リードラッパー、メインダンサー
ジウォンと同じくJYPの元練習生。綺麗な二重が魅力のビジュアルかつ、身長がチーム内最高の169cmと、スタイルも抜群。
ダンス、歌、ラップ全方向に才能を発揮するマルチタレント。「LOVE BOMB」のソヨンとの掛け合いラップはかなりイケている。
さらに、気さくで明るく、リアクションも大きいことから「バラエティエース」との異名を持つ。アイドルとして底知れない広さの守備範囲を誇っている。
以上がメンバー紹介になります。
余談になりますが、筆者個人的には、数年前の可愛いコンセプトのTWICEと似た雰囲気をどうしても感じてしまいます。雰囲気だけで言えば、TWICEの妹グループはITZYではなくfromis_9、ITZYはBLACKPINKの妹分というような感じです。
メンバーも例えば、セロムは「ナヨン」、ナギョンは「ツウィ」、ジホンは「ダヒョン」、ジソンは「ミナ」、ソヨンは「ジョンヨン」などといったようなTWICEメンバーの影を感じることがあります。
筆者だけでしょうか?(笑)
おわりに
ここまで読んで下さりありがとうございました。いかがでしたでしょうか。
最初に述べたfromis_9の強みを少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
1.強烈にキャッチーな音楽性
2.ビジュアルレベルが全体的に高く、愛嬌を感じられる
デビューしてまだ歴が比較的浅いfromis_9ですが、既にK-POPの中での認知度、注目度はかなり高くなっており、今後に期待です!直近のカムバから1年が経過しており、次回のカムバでは、どのような成長した姿を見せてくれるか非常に楽しみです。
なお、日本でのデビューはまだしていませんが、これまでに何度か日本でもCD発売記念イベントを開催しているので、今後日本でデビューの可能性は大いにあるでしょう!
この記事でfromis_9に興味を持っていただけたら、楽曲を手に取り、日本でのイベントが今後開催されたら、是非足を運んでみてください!!
K-POPはBLACKPINK TWICEだけじゃない③ ”DREAMCATCHER”の魅力
はじめに
現在K-POP女子アイドルで世界的な人気を誇るBLACKPINK、TWICEのほかにも魅力的なグループがたくさんあり、このシリーズではそれを読者の皆様にご紹介しています。(ちなみに筆者はONCEである)
これまで宇宙少女(WJSN)、GFRIENDをご紹介してきました。もしまだ知らない方、読んでいない方は是非読んでみてください!
今回この記事でご紹介するのは、7人組ガールズグループDREAMCATCHERです。
DREAMCATCHERとは
DREAMCATCHER(ドリームキャッチャー, 드림캐쳐, トゥリムケチョ)は、7人組K-POPガールズグループ。元々2014年9月にデビューした5人組グループMINX(ミンス)にガヒョン、ハンドンを加え、音楽コンセプトもガラリと変えたうえで、2017年1月13日にDREAMCATCHERとして再編成しデビュー。
所属事務所はDreamcatcher Company(旧:Happyface Entertainment)。
なお韓国語読みでは「トゥリムケチョ」だが、「ドゥケ」と呼ばれることが多く、日本人のファンもこのように呼んでいる。
「悪夢を取り去ってくれる夢の妖精たち」というグループコンセプトを掲げている。メンバーにもそれぞれ担当悪夢というよくわからない設定がある。
ちなみに、ドリームキャッチャーとは元々、インディアン呪術品で、ベッドの上に掛けることで、眠っている子供を悪夢から守ってくれる魔除けのお守りのことである。下の画像が実物だが、チームのロゴマークのデザインにも用いられている。
DREAMCATCHERの強みは大きくこの3つ。
1.K-POPでは唯一無二の、メタルサウンドを中心とした楽曲
2.シヨンの圧倒的歌唱力
3.チームとしてのステージパフォーマンスの総合的な完成度の高さ
DREAMCATCHERの人気の源泉は、一言で表すと「希少性」である。
当時、ガールズグループでまだ誰も手がけていない「メタルロックサウンド」という領域を開拓し、似たようなアイドルグループが乱立するアイドル界で埋もれることなく、その狭い領域で圧倒的地位を確立した。
これはニッチ戦略という、実際にあるマーケティング手法の一つで、DREAMCATCHERは見事に市場の隙をつき、成功したグループといえる。
MINXからDREAMCATCHERへの転身は、ただのコンセプト変更ではなく、このような狙いがあったはずである。
DREAMCATCHERの代表曲
先にも述べたように、DREAMCATCHERは強烈なメタルロックサウンドと激しいダンスパフォーマンスが特徴で、ほかのグループでは例がない。イメージとしては、韓国版 BABYMETALもしくは韓国版 BiSHという表現が近い。
アニソンと言われることも多く、バンド音楽自体が少ない韓国での希少価値はかなり高い。アニソン、ロック、メタルが元々好きな人は、たとえアイドルが苦手であっても間違いなくDREAMCATCHERを好きになるだろう。
DREAMCATCHERの音楽を語る上でもう一つ欠かせない要素が、メインボーカルのシヨンの歌である。アニメの声優風の独特な声質で、力強く伸びを利かせる。特に高音域を歌う際にその才能がとことん光っており、普通の歌手やアイドルでは難しいであろう「悪夢コンセプト」の苦しさや過激さ、狂気といったイメージを、これでもかというくらいに表現できているのだ。
ちなみに、筆者はかなり多くの女子グループの曲を聴いてきた自負があるが、KARAのスンヨンが少し近いくらいで、シヨンのような歌声を持った人はこのほかに見たことがない。
正統派メタル系
①Good Night
DREAMCATCHERの前半期に多く見られる、分かりやすいこってりメタル色の曲です。イントロでオルゴールから始まるところはアニソンぽいですね。
②You and I
AメロBメロはグッと抑えて、サビで一気に爆発させるのがたまんないです。
③Endless Night
2020年3月11日に日本で発売された日本語曲です。逆輸入して韓国語版を是非とも出してほしいです!
Bメロのスネアの「ダカダカッダカ ダカダッダカダッ ダカダカッダカ ダカダッダカダッ」(←聞けばわかります笑)が本当にカッコよくて中毒性があり、ここだけ何度もリピートしました。
アニソン系
④Fly High
The アニソンという感じですが、DREAMCATCHERの中ではかなり軽快で聞きやすい曲だと思います。
⑤Over the Sky
メタル色は残しつつ、悪夢から一時的に目覚めたような爽やかな仕上がりになっています。
一味加えた最近の独自色
⑥Scream
2020年2月18日発売の最新アルバム「Dystopia : The Tree of Language」のタイトル曲です。DVBBS & Borgeousの「TSUNAMI」を連想させるような、EDM要素が入っています。
⑦PIRI
近年は、前半期に多かった正統派メタル系よりもテンポを少し落として、落ち着いて楽しむ曲が増えました。「PIRI」はその上で口笛サウンドも加えて独特な雰囲気に仕上がっています。次回のカムバはどのようなテイストになるのか楽しみにしているファンも多いことでしょう。
(補足)MINX時代
多くの人がDREAMCATCHERを最初に知るので、彼女たちの前身がこれだったことを知ったら衝撃でしょう。ダミは本当に同一人物なのでしょうか。
でも別にこの路線でも全く違和感はなかったと思います。だからこそ、DREAMCATCHERへと舵を切ったのが、いかに神算鬼謀で価値の高いことであったかということがよく分かります。
DREAMCATCHERのメンバー紹介
ジユ
本名:김민지 (キム・ミンジ)
生年月日:1994年5月17日
ポジション:リーダー、リードボーカル
担当悪夢:誰かに追われる夢
チーム最年長リーダー。誰もが認めるであろう正統派美人のジユは、DREAMCATCHERの顔としてセンターを担っている。実はTWICE ツウィに見える時もある。下の写真で少しでもお分かりただけるだろうか。
また、美しいのはビジュアルだけでなく歌声も然りだ。声量を張るタイプではないが、ベースの声が高いため、サビなどの高音域で出す声は一段と可愛く、泣きのパートのハマり具合は他のグループと比べても頭1つ抜けているといってもよい。
ちなみに元々サブボーカルだったが、実際担当するパートの割合が多いのもあったのか、公式サイトではリードボーカルと書かれていた。
シヨン
本名:이시연 (イ・シヨン)
生年月日:1995年10月1日
ポジション:メインボーカル
担当悪夢:狭いスペースに閉じ込められる夢
K-POP界でもトップクラスの歌の才能を持つシヨン。ONE OK ROCKのファンだと公言している。
声質がアニメ風なためか、DREAMCATCHERの「悪夢コンセプト」にがっちりハマり、曲1つ1つの世界観を鮮明に表現している。
音源だけでも圧倒されるが、ステージを見るとシヨンの真のカリスマ性が分かるだろう。曲から分かる通り、ダンスも非常に激しいのだが、それでもシヨンの歌はブレることがない。また、パフォーマンス中は何かが憑依していて、狂気じみているとさえ感じることもある。もちろん、いい意味で。
つまりシヨンは歌唱力、というよりむしろ、歌を含めた総合的な表現力がずば抜けているのだ。
ステージパフォーマンスについての紹介は後述するので、まずは下の動画でシヨンの歌の才能を感じていただきたい。(映画「アラジン」で話題になった「Speechless」のカバー)
スア
本名:김유현 (キム・ボラ)
生年月日:1994年8月10日
ポジション:メインダンサー、サブボーカル、リードラッパー
担当悪夢:体が動かせなくなる夢
大人の女性としての魅力溢れるスア。チームのセクシー担当であることも合点がいく。友達の家の、美人で優しいお母さんというイメージ。(筆者と同い年だが)
メインダンサーなので、ソロダンスパートなどを担当しつつ、曲のストロングポイントのパートを歌ったり、曲によってはラップをやることもある。それでこのビジュアルなのだから、非の打ち所のないオールマイティなアイドルといえる。
なお、初めての人はシヨンとの区別がつかないだろう。顔や体形だけでなく、歌声も少し似てるため、ステージ上での区別は極めて難しい。鼻先がツンとしていて眼光が鋭く、サイボーグ感があるのがシヨン、それに対して、目や表情が優しく、人間らしさを感じるのがスア、と覚える。
ユヒョン
本名:김유현 (キム・ユヒョン)
生年月日:1997年1月7日
ポジション:リードボーカル
担当悪夢:見知らぬ場所をさまよう夢
細身でスラリとしたモデル体型のユヒョン。身長も168cmとチームで一番高い。
シヨンとともにサビパートを担っている。透き通ったような高音を出せるのが魅力で、生歌のステージでも、激しいダンスを踊りながらでも比較的安定感があり、ボーカルの実力は相当高い。
CAを目指していた過去があり、中国語や英語、ドイツ語を今でも勉強しているとのこと。既にワールドツアーは行っているが、今後はもっともっと活躍の場を世界的に広げられるはずなので、その能力が全面に発揮されてほしいと願うばかりだ。
ダミ
本名:이유빈 (イ・ユビン)
生年月日:1997年3月7日
ポジション:メインラッパー、サブボーカル
担当悪夢:傷を負う夢
DREAMCATCHERのメインラッパー、ダミ。一般的なヘヴィメタルやハードロックでラップパートがあることは少ないが、ダミはほかのグループのラッパーを見ても比較的低い声であるため、DREAMCATCHERの曲調にしっかり合っており違和感がない。むしろ、リズムやメリハリができてより良くなっている。
DREAMCATCHERに転身してからは、ショートかつ低めの声でボーイッシュ路線に徹しているが、MINX時代を見るとギャップが激しすぎて開いた口が塞がらない。
上白石萌歌じゃないか。本当に同一人物であるのか信じ難いところである。
ガヒョン
本名:이가현 (イ・ガヒョン)
生年月日:1999年2月3日
ポジション:サブボーカル
担当悪夢:高いところから落ちる夢
DREAMCATCHERのマンネ(末っ子)ガヒョン。マンネらしい持ち前の愛嬌でファンやスタッフから愛されている。フィギュアスケートのキム・ヨナに似ているといわれることもある。
DREAMCATCHERのステージでは、他のメンバーが血も涙もない冷徹な魔女に見えてしまうところ、ガヒョンだけはまだ人間らしさを感じられるため、砂漠のオアシスのような輝きを放っている。
高校時代は勉強と仕事を両立させており、得意科目は数学で、成績は優秀だったそう。文武両道の体現者とはガヒョンのことである。
ハンドン
本名:韓東(한동, ハンドン)
生年月日:1996年3月26日
ポジション:サブボーカル
担当悪夢:誰かに見られている夢
DREAMCATCHER唯一の中国出身メンバー、ハンドン。中国では声楽を学んでおり、ミュージカル俳優になるため韓国に留学してきたところ、声楽の先生が事務所を紹介してくれた、とのこと。
声楽の経験もあることから、歌声は綺麗かつ、出すところはしっかり出しており、ボーカルとしての幅の広さを感じられる。
なお、2020年からは中国のオーディション番組に参加しており、「Scream」などが収録された1stフルアルバム「Dystopia:The Tree of Language」以降は、DREAMCATCHERでの活動を休止している。
ステージパフォーマンスについて
DREAMCATCHERは、どちらかというと個人ではなくチームになったときにその真の強さを発揮する。
なぜメタルロック系サウンドでの他のグループの追随がないかというと、ステージパフォーマンスが圧倒的に難しくなるからだ。そもそも、縦振りのメタル系音楽に振りをつけること自体が難しく、できたとしてもその音楽性ゆえ、激しいダンスになることが避けられないため、複数メンバーで揃えて1つの形にするのが本当に本当に難しいのだ。
DREAMCATCHERは、個々のダンス能力に加え、それを1つにまとめ上げるチーム力が備わっているからこそ初めて、このような激しい音楽コンセプトでやっていくことが可能なのである。
色々語るよりも、実際のパフォーマンスを見ていただければ一目瞭然かと思う。
・Scream
・Full Moon
お分かりいただけただろうか。こんなに激しく踊っているのに、みんなピッタリとそろっているのである。しかも生歌でこのクオリティーなのだから、正直恐ろしい。
さらに、メンバーの表情作りもしっかりしていて、洗練された「悪夢コンセプト」を築き上げている。特にシヨンの憑依性は顕著だ。
まとめるとこの3点だ。
1.メタル系音楽の激しさを体現できるダンス力
2.激しく踊りながらしっかり歌いきる歌の実力
3.悪夢コンセプトを表現する表情力や憑依性
ステージパフォーマンスの総合的な完成度が極めて高い、と冒頭で触れたのは、こういった要素があるからだ。これだけの完成度を実現するためには、非常識なレベルでの才能と努力の両方が必要だろう。
おわりに
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました。DREAMCATCHERは多方面での才能の塊であることから、どうしてもボリュームが多くなってしまいました。
最初に触れた3つの強みは少しでも感じていただけたでしょうか?
1.K-POPでは唯一無二の、メタルサウンドを中心とした楽曲
2.シヨンの圧倒的歌唱力
3.チームとしてのステージパフォーマンスの総合的な完成度の高さ
K-POPに限らずほかの領域でも、ここまで洗練されたグループはあまりいないでしょう。
やはりメタル系K-POPという非常に狭い領域からスタートしていることから、韓国の音楽番組のチャートでの1位はまだ獲得したことがないようですが、世界的に見れば巨大な潜在需要が必ずあるはずです。もっともっとファンを獲得して、いずれK-POP界を牽引する存在になってほしいなと思います。
もしこの記事でDREAMCATCHERに興味を持っていただけた方は、是非楽曲を手に取って、ライブで思いっきり頭を振っちゃってください!!!